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2025/08/04 19:34

こんにちは!ラメゾンドプテの朋子です🕊
連日の猛暑、本当にお疲れ様です~~私もここのところ「暑逃走」したい衝動と闘っていました(笑)。

さてさて、先月訪れた ナパ・ヴァレー、とりわけ KENZO ESTATE(ケンゾーエステート) のブログ風レポートをお届けします。特に「ケンゾーエステート」については、できるだけ細部まで情緒豊かに仕上げてみました。どうぞマイペースに読み進めてくださいね。

ナパ滞在は7月上旬。日中は最高気温28℃前後、朝晩は14℃くらいまで下がり、すっかり長袖要員を忘れて現地調達せざるを得ませんでした(笑)。
太平洋から吹き込む冷涼な海風と朝霧のコンビネーションが身体を包み込むようで、京都の猛暑に慣れている私が自然に気候に「身を育てられる」ほど快適でした。

この照りつける陽射しと爽風こそが、冷涼で長いブドウの成熟を可能にするナパの“魔法”。畑で触れる風はまるで葡萄の呼吸を感じ取っているかのようです。

ナパのダウンタウンから車で約20分、Monticello Road を東へ進むと最初のセキュリティゲートが現れます。予約の旨を伝えるとゲートが静かに開放。(この「何もないところに突然美しいゲート」の神秘感、半端なかったです)そこからさらに約4㎞、小刻みに曲がりながら進むとふたたびゲートが登場。もうこの時点でワクワクが潮止め状態でした(笑)。やっと到着。一点の曇りもない青空と、眼下に広がるブドウ畑と森。
広大な敷地面積は公式では約3,800エーカー(ニューヨーク・セントラルパークの5倍弱)、他にも「約4,000エーカー」と紹介される場合も。実際に畑になっているのはそのうちのわずか150〜160エーカー(全体の約4%)だそうです。 
この大自然を守るのは一貫して カプコンCEOの辻本憲三氏夫妻の思いが生んだ “野生保護区” のような場所です。

建物は「Backen, Gillam & Kroeger」による設計。石と木の素朴な素材が、森と畑に溶け込み、まるでそこから生まれたような自然な佇まい。バンのような形状のデザインが今でも心に残っています。
ワインセラーは丘の斜面に組まれた約2万平方フィート(約1,860㎡)の洞窟型熟成庫があり、自然の冷たさをそのまま封じ込んだような空間でした。

さて、到着後すぐに出てきたのは、「寿々 (suzu)」ロゼスパークリング。マルベック、メルロ、カベルネ・フランのブレンドで、上品なパールピンク。瓶内二次発酵による泡立ちがふんわり軽やかで、緊張した気持ちが一気にほどけていきました。
グラスを片手に、ブドウ畑に出向いて、強い日差しと冷涼な風を感じながら、
ブドウ畑 → 醸造設備(タンクルームと洞窟) → サロンテイスティング → 屋外テラスで5種類ほどのワイン、という流れで滞在しました。
実際に私は 「Estate Tour & Tasting/日本語」を予約してから向かいましたよ~
ここでしか購入できない赤ワイン「心香 tokika」は一人3本までですが、最上級の樽を使用した味わいはまた格別だそうで。
購入したワインはナパの和食「Kenzo」さん持ち込んで早速味わってみましたよ。
和食には白ワインと思われている方も多いかと思うのですが、たおやかなタンニンや凝縮感がなんとも上品で和食とも合っていました。


朋子のナパ旅・ケンゾーレポート、いかがでしたか?
ますます行きたくなった方、日本の蒸し暑さから逃れたい方も(笑)、ナパの風と光を想像していただければ嬉しいです。追加で知りたいワインや訪問の裏話などあれば、お気軽にどうぞ!